お金の管理が大事、と言われても、実際に管理しようとすると難しいですよね。
最近はアプリでクレジットカード情報が自動的に入力されるものもでてきています。
本屋さんの家計簿コーナーにいってもレシートを貼り付けるタイプや項目ごとに記載するものと様々です。
いまだにアナログ感が抜けませんが、私の場合は手帳型の家計簿に収支を記載しています。
今回、2010年より愛用している手帳型の家計簿と我が家の家計管理についてご紹介します。
家計簿の必要性
家計簿は家計の収支を把握するために必要です。収支を把握することで、支出を「浪費」と「消費」に分けて、不要な「浪費」を見える化し、削減することで残ったお金を貯蓄に回すことができます。
ただ、浪費と消費を見るというのは、どれを消費、どれを浪費に分類するのかという定義づけも必要となり、人によっても浪費と消費の区別が違うこともあるので難しいです。
まずは、家計簿をつける習慣をつけて、それから支出の削減を目指すということで家計簿をつけ始めました。
家計簿を続けるために必要なのは「続けること」です。
いかに続けるかを考えて、私が気に入ったのは手帳型の家計簿です。
手帳型家計簿
愛用している家計簿はこちら。高橋書店のNo.34 Petit Kakeiboです。
色はピンクと白(No.33)で中身は同じです。
家計簿を本格的に始めたのは親元を離れて一人暮らしを開始した時でした。
まだまだお小遣い帳の延長線上でしたが、収入と支出をとりあえず記載する、ということを目的に使用し始めました。
こちらが購入した来年の家計簿です。
大きさはA6サイズで、大抵のカバンに入れることができます。
見開きの1月分のカレンダーのあとに、項目が記載された1週間ごとのページがあります。その他には収入の記載するところ、支出の記載するところ、光熱費の記載するところがあります。
13年分を並べるとこんな感じです。
ちょっとずつ柄が変わっているのが分かります。こうやってそろうと、よく続いてるなと思います。
手帳型家計簿のメリット
手帳型家計簿のメリットは次の通りです。
- 持ち運べる
- 手帳と一体化している
- 毎年同じものを使用することで比較できる
家計簿は「収支を記載し把握する」というのが大前提です。仕事の予定や友達との予定を記載するのに手帳を毎日カバンに入れていたので、手帳と家計簿が一体化している手帳型家計簿は私にとって理に適うものでした。
予定を把握し、その時に使用したお金を予定と共に把握できることで必要な出費かどうかの確認にも使用できますし、後で確認するときに予定と一緒に記載しているので、忘れる心配がありません。
またプチ日記をつけることで、過去に何があったか思い出すこともできます。
結婚後は家計簿の本体がGoogleのスプレッドシートに移行したので、現在は給与の内訳と使用した費用項目のみの記載となりますが、家計簿の一番下をプチ日記の場所としているので、何に使用したか、どのような時に使ったのかが一目でわかるようになっています。
また、毎年同じものを使用しているので、所得の項目をみると、収入の変化や支出の変化がそのまま比較できるので時々見返すことができるのも楽しいです。
手帳型家計簿のデメリット
手帳型家計簿のデメリットは次の通りです。
- 手書きである
- 収支の自動計算ができない
家計簿は、最終的に収支のバランスを比較する必要があります。また計算しようとすると、手計算になるため、どうしても時間がかかります。
現在は手帳型家計簿に支出を項目ごとに記載し、実際の計算はGoogleのスプレッドシートに記載しています。
Googleのスプレッドシートの家計簿
Googleのスプレッドシートを紹介します。家計簿のテンプレートで気に入ったものを使用しています。使い方はExcelと同じで表計算のアプリです。
項目ごとに収支が自動計算されます。予算の項目は使用しておらず、あくまでの記録のみです。
Googleのスプレッドシートを使う最大の理由は夫との家計簿共有です。
お互いに財布が別なので、収入や支出を最終的に合算する必要があります。
家計全体の収支を合算することで、貯蓄に回すお金をどのくらいに設定するのか確認できます。
家計簿を続けるコツ
2010年より手帳型家計簿を愛用していますが、きっちり記載ができるようになったのはここ数年です。
それまでは毎日記載ができず、財布にレシートがたまったら記載するため、レシートのもらえなかったものや、ネットで購入したものが漏れていることもしばしばありました。
今はほぼ毎日記載しており、財布にレシートが溜まることはほぼありません。
コツは「家計簿をつける時間を決めること」です。
私の場合は朝、職場に着いたときに前日までのレシートの内容を記載し、今朝の天気と昨日の出来事を記載します。記載する時間を決めることで、忘れず記載することができるようになりました。
そのため、収支の比較が翌月には確認でき、手残りが多い場合は多めに投資に回す、という判断ができるようになりました。
まとめ
家計簿は収支を把握するのに便利なツールのひとつです。我が家は特段の切り詰めはしていませんが、固定費の見直しにより、手残りが増えて貯蓄に回すことができました。
どのくらい手残りがあるかを確認するためにも家計簿をつけることは重要です。
現在は自動的に家計簿をつけてくれるアプリもあるので、家計簿をわざわざ買ってつける必要はないかもしれませんが、ひとつの事例として参考になれば幸いです。
コメント